中国蘇州ショッピングモールの視察 Vol.2
◇経費(お金)をかけずに蘇州ショッピングモールを視察する方法(第二部:中編)
「低コスト」「高効率」「濃内容」の「中国|蘇州|ショッピングモール」視察の続編です。
弊社オフィスから「上海虹橋火車站」(上海虹橋駅)へ行く手段は、
●徒歩
●三輪タクシー、バイクタクシー(どれも違法)
●路線バス
●タクシー
●マイカー
があります。
●徒歩
いくら「低コスト」とはいえ、折角チケット代理販売所でチケットを事前購入し、
朝一からのエネルギー消耗を回避したので、エネルギー面からパス。
●三輪タクシー、バイクタクシー
「上海虹橋駅」の出発ロビーは2階になっていて、途中、高架道路を通らなければなりません。
今日までのところ、三輪タクシーで駈けつけている人は見たことはなく、
安全面からパスします。
●タクシー
非常に一般的な方法ですが、日頃、路線バスや地下鉄を多用していると、
必要性のない時は敬遠してしまいます。
コスト面からパスです。
●マイカー
「上海虹橋駅」(「虹橋HUB」)には、相当な収容力がある駐車場が完備されています。
現在、中国での運転免許を取得するべく、ネットにて試験問題に挑戦中の身。
免許を取得し、マイカーを購入できればそうしたいと思います。
以前住んでいた部屋の房東(オーナー)の旦那さんが「上海浦東空港」、
奥さんが「上海虹橋空港」の関係者なので、駐車の時は融通を利かせてくれそうです。
楽しみです!
ということで、普段通り路線バスで「上海虹橋空港」へ。(バス代:2元)
「D3064次 上海虹橋 開往 漢口 開点08:03 正点」
「D3064号 上海虹橋発漢口(武漢)行き 出発時刻08:03 定刻通り」
で「蘇州」へ。(運賃:25.5元)
あっという間に「蘇州」駅に到着。(所要時間約30分)
「ようこそ、蘇州駅へ」
「蘇州」駅到着改札を抜けると、目の前には地下鉄2号線「蘇州」駅。
本当に目の前なので、迷う心配もありません。
「中国」各都市は、高鉄(新幹線)網の拡大と地下鉄の発達で、大変便利になりました。
こうして、「中国」国民は急速に以前とは比べようもないほどの「時間距離」を手にしています。
地下鉄2号線で、「イオンモール蘇州呉中」シャトルバスが発着している「新家橋」駅へ移動します。
まだ新しく、駅もキレイです。
しかし、人が少ない、、、。
列車内の様子
車両内もとてもキレイです。でもやっぱり、人が少ない。異常な静かさに戸惑います(笑)。
「新家橋」駅に到着。所要時間は、20分強。(運賃:3元)
「イオンモール蘇州呉中」HPには、シャトルバス乗場が表示されていません。(当時)
→ 現在は表示されるようになっています
駅構内に掲示されている周辺図で予想を立てなくてはなりません。
目的地ははるか南なので、南向き車線と予想し、1番出口に出ることに。
(中国は左ハンドル・車は右側車線)
丁度、目の前にバス停がありました。
「新門路」バス停です。
シャトルバス発車の定刻9:25まで10分強時間があります。
その間にバス乗場を見つけて、余裕をもって待ちたいところです。
しかし、バス停にも周辺にも「イオンモール行きシャトルバス乗場」的な案内はありません。→(現在、HPにはしっかりと記載されています)
少し不安になりながらも、「駅前にバス停があるんだから、必ずここに停まるはず」
だって自宅周辺の
黄色の「易買得(イーマート)」君も
赤い「卜蜂蓮花(ロータス)」ちゃんも
白い「楽購(テスコ)」さん
青い「沃尓瑪(ウォルマート)」も赤い「家楽福(カルフール)」もみんなみんな、
バス停に停まるんだから、、、と自分に言い聞かせます。
発車定刻が近づくころ、とうとう来ました「イオンモール」シャトルバス。
やっぱり、バス停に停まるんだ、、、、、
んっ!バス停の手前の交差点でUターンしてるぞ、、、、、、、。
え~っ!そこは、工事現場前の歩道すらないところでは?というこちらの疑問も構わず、
運ちゃんは2名の若い女性を乗せて 即、発車って、ええぇっ~!!!
と叫ぶと同時に走り出している私。
バックミラーで気付いてくれるよう、手を挙げながら走っても、
シャトルバスの運ちゃん、全く気付く様子無し、、、(涙)
それでも走り続けていると、どうも足音が背部にもう一つ。
走りながら振り向くと、若い女の子が必死の形相で同じように走っています。
「あぁ、この子もバス停に停まると信じて待ってたのね~」なんて思っていると、
更にその背部から忍び寄る、、、、、
「あっ!月光仮面のおじさんだ!(いや、バイクタクシーのおっさん)」
疾風のように現れて、必死の形相の女の子をさっと乗せ、疾風のように去っていきます。
「尽きた!!」 「もう走れない」
月光仮面のおじさん(いや、バイクタクシーのおっさん)とだんだんと小さくなっていく、
ほんの数十秒とはいえ、目的を同じくした「戦友」「同志」の彼女を見送りながら、
「タクシー拾うか、、。けど、一台も空車タクシー見てないよなぁ」
(蘇州は基本、タクシーを拾うのは大変です)
「バイクタクシーで行く?でも距離的にキツイぞぉ」
「ってか、そもそもシャトルバス利用と決めてたから、イオンモールの住所調べてないし」(不覚!!)
なんてことを一瞬のうちに考えている私、、。
そこへ、「へぃ、兄ちゃんどうした?」(もちろん中国語)という声。
振り向くと、、、
「あっ、月光仮面2号(いや、やっぱりバイクタクシーのおっさん)」
弊社オフィス最寄駅の月光仮面たち(こんな感じです)
月光仮面のおばさんもいます。
以下、月光仮面2号(いや、間違いなくバイクタクシーのおっさん)とのやり取り。
<実況>※実際はすべて中国語
(月2号)「おーい、兄ちゃんどうした?」
(わたし)「あのバスに乗りたかったんだけど、行ってしまって、、(涙)」
(月2号)「OK!任せなっ!さぁ、とっとと乗った乗った!」
(わたし)「(バイク買って以来、雨風に晒される以外は絶対に一度も洗ってない、ここにぃ~?!
今日はお客様との面談なので、ビジネスモードの服装なんですけど、、)
はい、お願いしますね」
(月2号)「兄ちゃん、奴(バス)が赤信号で止まったら、そこに横付けするから
すぐに飛び降りて、バスに乗れよ!今のうちに5元用意しなっ!」
(わたし)「はい、はい。
(目の前のバスを追いかけるだけで5元とは。足元見やがって!!)」
と思いながらも疾走するバイクの上で5元を用意する私。
安定のため、手で持っておくわけにいかず、口に5元をくわえます。
運よく、赤信号でバスが止まり、何とか追いつきました。
(わたし)「ありがとう!ありがとう!(謝謝!謝謝!)」
(月2号)「良かったなぁ、兄ちゃん!気をつけて行きな!」
と疾風のように去って、月光仮面2号は次の獲物へ。
何とか乗れました。
「戦友」「同志」の彼女とも、車内で再会です。(軽くニッコリ)
これで、「低コスト」の視察も継続できます。
もし、月光仮面のおじさん2号が助けに来てくれなければ、
タクシーで軽く40元越えでした。「おじさん、ありがとう!」
今日現在の「イオンモール蘇州呉中」のHPには、
しっかりとバス乗場が表示(説明)されています。ご安心ください。
おそらく、毎日のように私の「戦友」「同志」が生まれていたのでしょう。
気の強い誰かが、イオンさんにクレームしたのに違いありません。
20分強のドライブの末、
前方に懐かしさを覚える建物が
「イオンモール蘇州呉中」に到着です。
時計の表示は、9:54。(運賃:0元)
オープンまであと数分あります。
「低コスト」「高効率」「濃内容」の「中国|蘇州|ショッピングモール」視察のためには、
1分も無駄にできません。
オープンまでの時間を利用して、
●次の目的地までの路線バス乗場の確認
永旺夢楽城(イオンモール)バス停留所
●外観写真の撮影
を行います。
丁度、10時を回りました。
「イオンモール蘇州呉中」施設内の様子は、次回に。
◎ここまでにかかったコスト 30.5元
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